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平成14年9月7日
恵泉女学園大学 教授
大日向 雅美先生
講師プロフィール
大日向 雅美(おおひなた まさみ)
恵泉女学園大学教授
専門 発達心理学、女性学
主な著書・編著
(※著書にあるリンクはそれぞれamazon.co.jpの該当ページです。)
講演参加者の感想文集です。
子育ては、私たち“親が育つ”ことであると、日々思っています。
仕事をもつ核家族の私にとって、今の保育の状況が、非常に恵まれた状況であることを、改めて感じさせられました。しかし、恵まれた保育環境にあっても、実際、私たちの一日一日は、子育てと仕事の両立に苦しみ、ギリギリのところで生活しています。
大日向先生のお話の最後の言葉で、“子育て能力は人間関係能力であり、母性でもなく父性でもなく、「育児性」を育む必要がある”というところに深く共感しました。
幼い子どもでも、一人の人格として、認めてつき合っていくことが、子育ての基本だと思います。子どもの笑顔や、日々の成長を励みに、私も親として、一歩一歩成長していけたら、と思いました。
私は、三人の子どもの母親ですが、大日向先生の講演を聴かせて頂き、とても共感しました。
8年前、はじめての娘が誕生し、喜びもつかの間、夜泣き、おっぱいがでない等、はじめての育児でわからない事だらけで、とても大変だったのを思い出します。
父親は、仕事がとても忙しく、毎日夜遅く、休みの日も仕事に出たり、ゴルフに行ったり、子育ての話をする暇も、子どもとふれあう暇もありませんでした。 もう少し、子育て、家事に協力してもらえたら、私の話を聞いてもらえたらと、いつも思っていました。2人目、3人目と生まれ、夫も前ほど仕事で夜遅くなる 日が少なくなり、子どもたちと遊んでくれる事も多くなりましたが・・・・。
講演の最後にオランダの子育て時、介護する時のパートタイマー制などの話を聞き、近い将来、日本も社会が変わり、娘たちが子育てする頃には、いい環境になればと思いました。
大日向先生のこの講演を、夫にも聴いてもらいたかったです。母親一人の子育てから、皆で支える子育てへと変わっていくことが大切だということがよくわかりました。
とてもすばらしい先生の講演を聴くことができてよかったです。有り難うございました。
子育てにちょうど悩んでいた私にとっては、講演会はとてもいい機会となりました。
一番心に残った言葉は、“仕事も専念できず、子育てにも心がいかず、自分を責める”前後のお話ははっきり覚えていませんが、仕事と子育ての両立について、お話された時でした。
“仕事も子育ても中途半端”と、特に子どもの調子の悪いときが続くと、自分を責めていたので、この言葉は、他のお母さんも同じ気持ちなのかも・・・と、肩 の力が少し抜け、とても楽になった気分でした。この講演会で少しだけ自分も成長(?)した様な気がして、子どもとの時間がゆったりとした気持ちでおくれる ようになりました。
大日向先生の講演会に参加させて頂き本当によかったです。
今まで、私や私の周りでは、子育ての中心は母親であり、特に小さい時期には、母親でなければいけないと思っていました。しかし、大日向先生のお話を聴き、 24時間、365日“母親でなければいけない”という事でもないのだと感じました。母親でなくても子どもと接するすべての人が、しっかりとした“愛情”を そそぐ事で、立派に子育ては出来るのだと・・・・。
そして、もう一つ心に残っているのは、共働きでも、専業主婦でも子育てで苦しんでいる時、一番相談したい相手は“夫”であるという事です。これには全く その通りだと深くうなずきました。実際、夫が5分でも真剣に話を聞いてくれると、自分のイラ立った気持ちが落ち着きますから・・・・・。
今までの自分の子育てを振り返ってみると、思うようにいかない時、ついつい子どもにあたってしまう事が何度かありました。今は反省しています。
子育てはとても大変ですが、親だからこそ出来る苦労だと考える事にしました。困った時は、周りの人に助けてもらいながら、楽しく子どもとつき合っていければと思っています。
ぱんだちゃんの母より
講演を聴いてうなずく所がたくさんありました。
子どもの育ちに見られる異変や虐待などは、母性喪失、そして、母親が育児不安におびえている為である。やはり、子育ては、母親一人ではなく、父親、そして、家族、社会、みんなが助け合ってこそ、子どもの成長につながるものだと、さらに実感しました。
そして、私たち保育者も子育て支援のひとつとして、母親の悩みを聞いてあげると共に、時には共感し、時にはアドバイスができるよう、これからももっと勉強していきたいと思います。
とても優しい口調でわかりやすく話して下さり、聴きやすい講演会でよかったです。
もう少し具体的にたくさんのことではなくて、詳しく聴きたかったなと思うところがありました。
私もこの職場に入る前は、専業主婦でしたので、専業主婦の立場もよくわかり、また、仕事を始めてからは、共働きの主婦の立場がよくわかるようになりました。大日向先生の言われたとおりだと思います。
まわりで支えてくれる人、場所、公的機関など整っていると、何かあった時、悩んでいる時などすぐ相談できる。対処してくれる場があると、どんなに心強く安心して日々過ごせると思います。
それが保育園、保育者であったら・・・・。本当に保護者に信頼され、とてもよい関係が築いていけたらなと、思いました。それには、日々の保育、そして、保護者との関係だと思いました。
一日一日を大切にして、子どものこと、保護者のことを考えながら、努力して質の良い保育をめざしていこうと思いました。
親が育てるのが一番、根強い三歳児神話、男は外、女は内などと未だにこの言葉。この考えに苦しみ色々な問題が数々起こっている。
これは大正時代以後、高度経済成長期の作られた性別分業「専業主婦」に大きなポイントがある事を順序だてて、先生からお話をいただき、自分の中で整理がつ いたような気がしました。高度経済成長期までは共働きの時代であり、みんなが働き、みんなで子どもを育てた。この言葉を聞いたとき、スーと肩の力が抜けた ように思いました。高度経済成長期からたかが100年、今考えを切り替え、不安を取り除き、新たな時代を作らなければ。「よし!」となんだか目標がみえた ような気がしました。
自分の子育てを振り返ると「一人でトイレに入りたい」「ゆっくりご飯が食べたい」「ゆっくり風呂に入りたい」・・・・・そうそう本当にそうだった。肩に 力が入って、こんなものだと自分に言い聞かせ、髪を振り乱し突っ走って来たように思う。こんなはずでなかった、かわいい、かわいいと思える日ばかりではな かった。会場で目をウルウルさせる保護者の方の姿が目に入り、モンモンとした時代が思い出され、ジーンときました。
「わかってよ!」という気持ち、幸い私は子どもに興味があり、一緒に過ごす事が苦ではなかったが、人それぞれ、色々なタイプがある中で、女性が育児をする ものとくくられたら苦しく叫びたい気持ちになるだろう。日々の保育の中で感じる心は大人も子どもも一緒と痛感する。子どもは愛され認められたい。大人も同 じ、認められたい。社会に認められたい、当たり前でなく、素晴らしいと認めて欲しい、そんな気持ちを実感しました。
それでは、だれが育てるの?もちろん社会の宝として、地域社会全体ではあるが、専門職である私たちの仕事の役割は重要。先生のお話の中の、愛は母親だけ から感じるものではない、情報のやりとり、皮膚からキャッチ、やさしい語りかけにより耳から伝わる。この事を心して、不安なお母さん、疲れているお母さん の気持ちをしっかり受け止め、人間の基礎が作られる。この時に、いっとき、いっときを大切にし、保育の質の良いことが大切である事を再確認しました。
最後に子育てをするのに良好な環境は、保育の質が良い事、家庭が良い事、そして、職場も良い事とされ、行政の重要性を話され、強く共感しました。
オランダのダッチミラクルという政策は、とても魅力的であり、やはり最終的には、どんな事でも政治が要である事を痛感しました。
これからの時代は男女共同参画と、この政策であると結ばれた先生の言葉を胸に一歩一歩努力を重ねひとり一人が手をつなげば、段々と近づけるのではと思いました。
この講演を聴いて育児不安を持つ母親がほとんどであると言われ、頭の中では理解していたが改めて再認識した。
この不安を気軽に話ができるよう信頼関係をしっかり築き、少しでも不安を取り除き、一緒に考えていくのが保育者の役割であると感じた。母親だけで考え込 まないよう、育児は母親の仕事!!ではなく、周囲がどう支えていくか、周囲にどう伝えていくかが必要なんだと改めて実感した。
その中でも、一番身近な父親の育児に関わる時間が増えたとメディアが伝えているが、実際、家庭をのぞいて見ると、今までと変わっていないのがほとんどで ある、という現状を知らされた。父親を変える方法、家事+育児の時間を増やす方法を話されたが、母親がどのように父親を育児の方へどう目を向けさせるかと 共に、保育者もどのようにして父親に呼びかけていくかが課題となってくるのかと感じた。しかし片親の子どもが増えている現在、その親に対してはどう対応し ていったら良いのかも詳しく聴きたかった。
最後に日中の保育の質が良いこと!!と言われたがその言葉がズシンと心に響いた。もう一度初心に戻り、日々の自分の保育を振り返りながら、常に保育の質向上をはかりたいと思う。
以前、大日向雅美先生の本を読んだので、直接お話を聴くことが出来るという事でお会いするのがとても楽しみでした。優しい口調、そして聞き手に分かりやすい言葉での講演で、すーっと引き込まれるように聴かせて頂きました。
私自身、自分の子どもを育てた事がないのですが、“私が子育てをしていれば・・・”と考えると、育児不安をきっと抱えていただろうと思います。最近、 “虐待、虐待”とメディアでよく取り上げられているので、世の中のお母さんが余計、ピリピリしているのでは?と感じます。そして、虐待について騒がれてい るだけで、あまりその対策などについて、早急に考えられている様に感じないと思います。大日向先生のおっしゃられた通り、“産みたい人が安心して産めるよ うに”いろいろな立場から、いろいろな人がサポートしていかないと改めて思いました。また、保育者の立場から、保護者の方との会話、コミュニケーションが 大切だと更に感じました。連絡ノート、叉送り迎え時、しっかりコミュニケーションをとっていきたいと思います。
共働き家庭の子どもの園での生活の時間の大切さを、大日向先生のお話の中のデータを聴き、改めて強く感じました。そして、一生の中でも特に大切な時間を 一緒に過ごしているという事を、更に強く胸にきざみ、保育していこうと思いました。そして、しっかり子どもたちを見守り、“大好きだよ”“見ているよ”と いう事を言葉・スキンシップをとっていく中で伝えていきたいと思いました。そして、保護者の方々をサポートしていきたいと強く感じました。子どもを預け、 安心して働ける保育園であり、保育者であり続けたいと思います。
私自身の子育ては、ほぼ終了・・・・・今は保育者として子どもたちと関わる中で、親の思い、保育者の思い、両方を感じながら、先生のお話を聴きました。
繰り返し学習し、話し合いをし、今現在保育を実践していることと、大日向先生の話の内容に一致する部分が多く、納得しながら聴いたのですが、世間一般的 には、まだまだ“母親が育児に専念すべき”“子どもが小さいうちは、とくに3歳までは母親が・・・”という考え方が多いと思います。
「母性」「父性」性差はおりますが、育児は母親にしかできない、というほどの性差はないと先生は言われました。本当にそうだと、思います。産むことは女 性にしかできないことですが、育てることは、関わること・・・・そこには、母親にしかできないという性差はないと思います。母性でもなく、父性でもなく 「育児性」を育む・・・・そういう意味でも、もっとお父さんに聴いて欲しかったと思いました。
母親の今以上の社会参加、そして、父親の今以上の家庭参加のできる社会の構造改革の大切さ。母親が仕事をやめて子育てに専念するのでなく、安心して社会参加のできる支援をすることの大切さ。そこにはやはり、保育園のしめる割合は大きいと思います。
大日向先生が紹介された、ニュージーランドのプレイセンター、ノルウェーのパパクォーター制、オランダのパートタイマー制など、日本の社会を子育てしや すい社会に変えること。そして、私たちに今出来ることは、保育の専門家として、質の良い保育を提供すること。そのためには、日々努力することと、学習する ことが大切だと実感しました。
子育てについての講演はずいぶん久しぶりでした。
どういう話をされるのか、とても楽しみでした。やはり、いつの時代も子育てはむずかしいもの。私たちの時代は、身近に相談する人がたくさんいましたから、 助言をしてもらいながら、悩みながら、子どもと一緒に成長できたような気がします。しかし、今の時代は、ひとりで悩む母親が多いんだなー、と先生の話を聞 いて思いました。やはりこれは、社会が変わってきたからでしょうか・・・?ニュージーランドやオランダのようにまではならないにしろ、もう少し日本の社会 も良くなれば、子育ても楽になるのかな?と思いました。
講演会へ参加させて頂き感謝いたします。
まだ、育児真っ最中の私で、お母さんの声を聞くと、数多く目に浮かぶ話が出てきました。トイレも一緒なんて、私も本当にどうにかなりそうな時期がありま した。少しはお父さんへ行ってよ。と心の中で思っていました。その時は、いつになったら、と考えていましたが、先生のおっしゃった通り、いつの間にか過ぎ て行ってしまっていました。
講演が終わり、自宅へ帰って夫と話しました。こんな事もあったね、など、思い出を振り返り、そして、今後の育児について。お互いに共感し、認め合いながら、あまり肩に力を入れず、のんびり見守ろうと、夫が話してくれました。
保育者としてもまだまだ未熟で、どのように生かしていけれるか、まだまだ不安ですが、育児に不安を感じていたり、追われていたりするお母さん方が、少しでも育児にゆとりを持ち、楽しく育児ができるよう、保護者方と一緒に共感し、協力していきたいと感じました。
「子育て支援」とは、“親育て”であること。と先生が話されいるのを聴き、なるほどな・・・と感心しました。
私を含めてですが、最近の若い女性、結婚前の女性、また、母親になる女性は、育児の大変さ、イメージとはあまりにもかけ離れた育児に気付いていないことが多いと思います。
そして、子どもを産み、我が子を手にした時、「私、大丈夫なの?」と悩んでしまう人が多いのだと思います。
「親」は最初から「親」ではなく、「親になる」。その時、私たち保育士は一体何ができるのか?「親」が「親やーめた」と言えることはなく、言って欲しくもない。その為には「子育て支援」が「親育て」であるべきなのだと、つくづく考えさせられました。
子育てというものは、改めて女性だけの問題でないことを実感させられました。母親、父親、周りの人々の協力があってこそ、子育てが進んでいくものだと思いました。
育児不安と争う母親たちと、直に接する機会があるのは、私たち保育士だと思うので、先生のお話を胸に、少しでも不安を取り除くお手伝いができればと思いました。
最近の子育ての問題がよくわかり、改めて考えることができました。最近、ニュースなどでもよく見かける虐待。何で虐待なんてするんだろう、信じられずにい たけれど、講演を聴いて、どうして虐待をしてしまうのか等、現状を知ることができました。共感できることが数多くありました。
男性(父親)の育児参加、少しずつでもいろいろな面で参加していってほしいです。母親の育児不安を聞いてくれるところ、人が、どんどん増えると虐待も減る のではないかと思いました。母親の社会参加、父親の育児参加がこれから増えるといいなと思います。これから結婚、出産するであろう私にもためになるお話で した。
母親の社会参加支援のために、私たち保育士は、良質の保育環境で過ごせるようにするために努力し、子育てがいかに楽しいものであるか伝えられるようにしていかなければと、改めて思いました。
実例をあげての育児に対する話、仕事、家庭への両立をする難しさを想像以上に感じました。
「母性喪失」という言葉の通り、確かに最近の母親は無知識が目立ちます。それは核家族の増加、叉は知識を得る前に母親になってしまう為か、思い当たる事も多く、このような状況にこそ私たち保育士が援助、アドバイズができるといいなと思います。
叉、不安におびえる母親、不安によって病的になる母親、虐待をしてしまう母親に対して、子どもを守る為にも、一つ一つの社会の前進の必要を感じました。 育児をするのに、夫の協力や理解。子どもに愛情を注ぐことに責任の重要さ、心のスペースや余裕を持つことが大切なんだと思いました。
大日向先生の講演は、感銘を受ける点も多く、また自分の子育てと重ねて考えさせられる点も多かった。
若い頃子育ては、廻りの人や祖母たちから、いろいろ教わって自分で育てるのが一番と思った時もあった。初めての子育ては、それなりに楽しくこれからどうな るのか、先々の事が楽しみだった。もう少し父親が育児に関わってくれたらと思うが、仕事が忙しくなかなか思うようにいかないのが現状だ。
子育て中は、社会から疎外されたようで早く仕事がしたい、いろいろな人たちと出逢いたいとサークル活動に顔を出し、話を聞いたものだった。それはストレス解消にもなり、多くの人たちと知り合える機会となり、育児を楽しいものにしていってくれたと思う。
家族ぐるみで出掛け、少しは父親も子どもと関わり、母親は話をしたり、父親と遊ぶ子どもたちを目を細めて見ていたものだった。私の子育ては、一人でなく皆で同じような年齢の子どもたちを育てようと何家族か集まって行動する機会が多く悩む事も少なかったように思う。
今の若い親子さんたちは、自分たちだけで夢中になって子育てをしているように感じられる。それは、育児不安になってもまわりに声を出して言う機会を少なくし一人で悩む母親も多くなってしまう。
だから大日向先生がおっしゃるように、父親も少しは育児に関わったり、悩める母親の話をきくように心がけてほしい。妻のぐちを聞けるのは夫なのだから・・・・
また、子育て支援センター、サポートする機関を利用して楽しく子育てしてほしい。育児は一人でという負担を少しでも軽くし、皆で力をかせる子育て支援ができれば良いと思う。
何処の母親も育児不安を持っているとは思うが、誰かに相談をと思っても出来ない人が多いと思う。そんな中で一緒に育児をする父親、または社会のサポート の理解・援助がなくてはよりよい育児が出来ない。講演で言われた通り、愛のある情報が必要だと感じたが、実際にはなかなか出来ていないのが現状だ。そのた めにも私たちが働いている保育園の必要性や保育者の質の重要性を今一度考えさせられた。子どもたちの一番大切な時期を一緒に過ごす私たちが、少しでも悩み を聞いてあげる事で母親が安心して育児を出来るよう、また、仕事が出来るようサポートしていかなくてはならないと思う。
また、諸外国におけるいろいろな制度も子どもが生まれてからも働きやすく配慮されているので、日本も母親に限らず誰もが育児しやすい環境をもっと充実させてほしい。そして何よりも育児を夫婦で楽しんでいきたいと思う。
育児を一人で担う、負担の重さ。共働きのお母さんは、仕事に専念する時間がなく、子育てに没頭する時間がない。専業主婦は、一人でホッとする時間がない。まさしく、その通りと自分自身の子育てを振り返りながら思いました。
専業主婦の時は、育児も家族の世話も、と手いっぱい。時には育児よりも家族のことを優先しなくてはならないこともありました。その度に。こんな子育てで良いのだろうか、子供に申し訳ないなあと誰にも相談できず、一人で悩んだこともありました。
そんな中、たまたま聞きに行った{子育てセミナー」。講演の内容はあまり記憶していませんが、私の子育ては、このままで良いのでしょうか、という質問とい うか、その当時の自分の気持ちを講師の先生にぶつけてしまったことを今でも覚えています。その時先生が言って下さった「全部自分でしよう、自分がしなけれ ばと思うと、大変ですよ。特に、子育てを自分一人で完璧にやらなければと考えず、家族にも少しずつ頼ってみられてはどうですか」という言葉。私はそんなつ もりで言ったわけではないと思ったのですが、本当にそうだったかもしれないと、私自身に気付かせてくださったような思いもし、少し気持ちが楽になりまし た。
大日向先生の講演を聞かせていただきながら、自分の育児期を振り返り、そして現在の自分の仕事を考えた時、「育児性」の育成、子育て能力は人間関係能 力、子育て支援は親育て、という先生の言葉が印象に残りました。悩んだり、不安げにしているお母さん方の気持ちを汲み取り、話しかけたり、話を聞いてあげ たりしながら、元気にしてあげることが大切だと、改めて感じています。そして日中の保育の「質」向上にも、努力していかなければと思っています。
今までを振り返って自分の経験した事や、今の思いを書かせていただきます。
私は3人の子どもがいます。一番上の子を2歳で保育園に預けるまで、完全な専業主婦でした。上の子が1歳半の時にはもう2番目の子が産まれ、本当に大変で した。実家は遠方ですし、主人も忙しい人で・・・・とにかく何をするにも24時間子どもが一緒で、ひとりになる時間が全くありませんでした。
働くことになって、保育園に通うようになってからは、やはり仕事との両立が大変です。専業主婦でも仕事を持っていても、子どもを育てていくことはそれぞ れ本当に大変だと思います。ただ私が一番悩まされたのは、保育園に行かせることになった時、まわりからの“かわいそうコール”でした。“そんなに小さいの にかわいそう”“家で面倒見てもらえなくてかわいそう”・・・・3人ともよく病気をしましたが、そのたびにまた“かわいそうコール”が始まります。デイ サービスに預ければ“病気の時も看病してもらえなくてかわいそう”から始まり、“小さいうちから保育園に出すから病気する”“妊娠中いい加減な生活してた から、体の弱い子が産まれたんじゃないか”とか、“ひとりで3人も育てられないのに産むから”・・・・・等言われ、自分がとても悪い母のように思えて、一 時期は“この子を産んでは行けなかったんだろうか”と思いつめました。
主人は休みの日は出掛けてしまい、ほとんど家にいることはありませんでしたから、子どもと接する時間が全くなくて、たまに子どもと何かしようとすると子 どもたちは、お父さんのことをとても嫌がりました。そんな時私は、“いつも私だけしか子どもたちと一緒にいないんだから・・・嫌われて当然でしょ”と心の 中で思っていました。そして、主人の前ではわざと子どもと仲良くしてかわいがったり、主人がいなくなると逆にイライラして、子どもにあたったり・・・と、 自分の感情で子どもに対する態度がかわってしまい、子どもたちには悪いことをしたな・・と思っています。あの頃は、普段保育園に預けているから・・・とい うことが負い目になり、何も言えなくて・・・・大変だ、ストレスがたまっているということを言っても、どうせわかってくれないと思いあきらめていました。
でもそんな状態の中から救ってくれたのは、ベアーズ、デイサービス、谷本こどもクリニックの先生方です。子どものことはもちろんですが、いつでも母親の 私のことを気づかってくださいました。先生方の何気ない行動や言葉が、どれだけ力になり、励みになったかわかりません。一つ一つのことを思い出せばたくさ んありすぎて、ここにはとても書ききれません。誰も子どもを病気にさせるために、保育園に通わせている訳ではないし、子どもが病気で苦しんでいるのを平気 でいられる訳でもありません。母親だって大変だし、つらい思いもしています。そんな気持ちをわかって気遣ってくれる人がいる、というだけでも安心できまし たし、それからは主人やまわりの人たちにも自分ひとりで大変なことやストレスがたまること、変だな、と思うことや不満なことが、少しずつその場で言えるよ うになってきました。
最初は聞いてくれなくても、段々耳を傾けてくれるようになりましたし、大日向先生の言われるように、口に出して言うことはそれだけでもストレス解消にな ると思います。もう少しで大日向先生の言う“仮面妻”になりそうでしたが・・・、今では主人もだいぶかわってくれました。
また、違う立場として考えさせられることもありました。我が家は自営で、スタッフは全員女性なのですが、正直言って、“育休”がでてきたとき“大変なこ とになった”と思いました。一年育休をとった後、結局は“一歳で保育園に預けるのはかわいそうなのでやっぱり復帰できません”とか“保育園に預けてまでは 働きたくないのでやめさせて下さい”というスタッフが何人かでてきたのです。もちろん子どもがいても保育園に預けて頑張っているスタッフもいます。
色々なことにぶつかり、考えたり、悩んだりしましたが、今では保育園に預けるのをためらっているスタッフには子育てが一段落するまでは、週に一日とか、 午前中だけとか、知人や両親に預かってもらい、自分のペースで出勤してもらっていますし、保育園に通わせているスタッフは、子どもの病気、行事などには遠 慮なくお休みしてもらっています。
このような体制にするには、スタッフのかなりの増員をしなければいけなかったので、大変なこともありましたが、独身のスタッフや子育てが一段落したス タッフにも、フォローしてもらっています。子育ての為に仕事をやめて、子育てが一段落して仕事に復帰しようと思ってもなかなかむずかしかったり、せっかく 資格や経験があってもブランクがありすぎて、結局あきらめるという話をよく聞きます。女性には何度も転機があります。
自分が本当に仕事を続けたいのなら、その転機を上手に乗り切って欲しいし、その為にはできるだけ女性が働きやすい職場を作りたいと思っています。お休み ばかりして解雇されるんじゃないかとか、もうフルに働けないからやめるしかないなどといった心配をしなくてもよい環境を作りたいのです。そう思わせてくれ たのは、やはりベアーズやデイサービスの存在です。
自分も支えてもらい頑張ってこれたから・・・・。でも実際には子どもが病気をした時は、おばあちゃんに頼んだり、土曜日は午前中しか預かってもらえない 保育園に預けているスタッフは仕事が終わるやいなや大急ぎでお迎えに行ったり・・・・と大変な思いをしてやっているようです。私はそんな時、デイサービス やベアーズの話をするのですが、“病気の時まではちょっと・・・・”とか保育園に預けないでいるスタッフに関しては、保育園に対しての悪いイメージ(すぐ 病気する・乱暴になる等)があるようです。まだまだそういう考えをもつ人が多いことをとても残念に思います。母子家庭だったり、経済的にどうしても働かな ければいけない人もいるでしょうし、働いているとどうしても祖父母に面倒を見てもらうことになりやすいですが、おじいさん、おばあさん自身の生活もありま すし、孫の面倒を強制する訳にはいきません。専業主婦のお母さんだって子どもが病気の時、うつされてしまい自分も具合が悪くなり思うように世話ができなく なる時もあります。そんな時、デイサービスの存在がどんなに心強いかわかりません。
また、保育園に預ける、ということに対しては、私は大日向先生の言われた、子どもの発達にとって重要なことは“質の良い保育”を選ぶことということに共 感しました。ですから、母親として子どもに十分に配慮された良質な保育をされている保育園を選ぶ目を持たなければいけないと思いますし、働くことによっ て、“大変、忙しい”ということだけを子どもに示すのではなく、大変な中でも“いつでも見ているよ、大好きだよ”という気持ちを持っていれば、母親が保育 園に子どもを預けて働いたとしても、心配することではないと改めて思いました。ただ、ニュースなどで言われている保育環境が望ましくないところもまだ多く あると思いますので、女性が本当に安心して子どもを預けられる園が増えてくれれば良いと思います。
そして、女性も働いている以上は自分の仕事に責任と誇りを持ってほしいと思います。例えば、年に数回しかない休日の研修会や勉強会に参加を呼びかけても 全く出席しなかったり発表会等の資料の提出の期限を定めても、必ず遅れたり、私も含めですが、仕事になると女性だから少しは甘えが許されるということがあ るのも確かだと思いますし、働いてもらっている側も、女性だから仕方ないかな・・・という思いがあるのも事実です。ですから女性も“いい仕事ができるよ う、向上心を持って勉強できる環境が少しずつ整ってくればよいと思うのですが・・・現実的にそうなるには、もっともっと男性の協力や子育て支援の充実が必 要だと思います。
今回の講演は、色々な立場から考えさせられること、共感することがたくさんありました。今思うことは、私も現在まで、色々な人に支えられて、3人の子ども 達が、成長したんだな、ということです。子育てに悩む母親にとって、まわりの人たちの応援を感じることができれば、母親は、子育てをもう一度見つめ直した り、子どもにより愛を注いであげられるようになるのではないかな・・・と思います。私がそうであったように・・・
まだまだ、これから大変なこともあると思いますし、ストレスがたまる事も正直言ってあるのですが、日々過ごしている中で3人の子ども達が泣いたり笑った りお互い思いやったり、けんかしたり、と関わりを持ちながら成長している姿を見ると、この子達を産んで育ててきて、本当に良かった、と心から思えるのです。
専業主婦は「ホッとする時間がない」「ホッとする時間がほしい」と育児の不安があるようだが、共働きのお母さんに対しても同じ事が言えるのではないだろうか。
子育て中のお母さんの不安や悩みはつきないと思うが、子どもの育ちに見られる異変や虐待や母親の育児不安の急増が増えている今日、みんなで子育てをする方 が良いと思う。職場も子育て中の親に対して良き理解者であってほしいと思う。「やる気をおこさせる7ヵ条」は共感させられ、実行してほしいと思った。
私たち保育士も保護者との日々の情報交換、コミュニケーションを図りながら気軽に相談に乗れるような雰囲気づくりに心がけていかなければならないと思っている。
育児不安は、専業主婦と共働きの主婦とは違いがあるように思いました。
専業主婦は、核家族化している今日、相談したり、話しを聞ける人々が身近にいないという不安がある。共働きの主婦は、保育所とかに預けたりして相談したり 話しを聞いてもらえたりすることが出来る。共働きの場合、子供が病気をしたとき、預ける施設を増やすのがいいのか休める職場である方がいいのか疑問に思い ました。子供の側に立って働く親から企業への働きかけも重要だと思いました。
専業主婦をしている母親の育児不安についての話が多かった。その中で不安になる要因等実際に先生の所へ相談に訪れる。母親の話をしながらの説明であり分 かりやすかった。今回は専業主婦の母親の育児不安の話が主だったが仕事をもつ母親の育児不安は又別な要因もあるのではないかと思う。
専業主婦にしぼった育児不安の研究だけではなく共働きをしている母親へも目を向けていただきたいと思う。
最近の子育ての事情について、くわしく話を聞かせていただきよくわかった。女性の就労率が増えてきた現在では子どもが保育所に預けられる率も増えている。
その中で母親が安心して働けるよう安心して子どもが預けられるようなより質の高い保育所が必要であるという事がわかり、私達保育士に求められる事もより質の高い保育内容でなくてはならないと思いました。
子ども支援を通して、親支援も求められている中で、私自身を見つめ直し日々よりよい保育ができるよう努力していきたいと思った。
第2回講演会 求められている子育て支援とは (母親の育児不安から考える)
私はまだ結婚していないので、夫の育児参加についてなど、分からないことだらけでしたが、大日向先生の講演を聞いて現実というものを知りました。
お母さん達の悩みの中は夫への不満ばかりではなかったけれど、夫の育児への不参加や話を聞いてくれないなど、こんなにも夫が向き合ってくれていないという ことを知って驚きました。一番話を聞いてもらいたい人に相手にされないと、不満をはき出すところがなくなりストレスがどんどんたまる。それが育児放棄や虐 待へとつながっていく。私もいつか結婚した時、こういった育児不安で悩むのかな?と考えると、何だか今からとても不安になってきました。と同時に夫の育児参加について、もっともっと真剣に考えていきたいです。
専業主婦の子育てのストレス(育児不安、子育ての孤立化等)についての現状はわかったが、共働きの母親に目を向けた内容も聞きたかった。私自身、親支援、 子支援の立場から子どもの側に立った内容(現代社会の子どもの心)についても親のストレスと同じように考えていく必要があると思い、預ける場所が広がった 事により、子どものストレスも多くなってきているのではと思う所もある。
保護者は弱い立場の所(保育園等)に不満をぶつけるのではなく、子育てを支援してもらえるような措置改善を、企業側にお願いできる労働局側に声を大にして 言うべきなのではと思う。また病気の時ぐらいではなく,病気の時だからこそ”家族の愛情の中で体も心も癒されてこそ、21世紀を担う子どもたちの豊かな心 は育まれるのではないかと思う。
3歳児神話のお話を聴くまでは自分の中にも多少なりとも幼い乳児期の時くらいは母親が養育した方が良いという考えがあったように思う。
母親と限定しないまでも家族の誰かが乳児期には関わっていた方が良いと思っていた。しかし、核家族の多い現代の家族構成や、両親共働きでは乳児期の生命の安全や健やかに子どもが育つ為の環境は必ずしも家庭だけにあるとは言い難いように思った。
病児保育の必要性をおっしゃった大日向先生でしたが、私自身の考えでは『病気の時くらい、家族の誰かがそばにいてあげられたら・・・』と、子どもの側に立った考えを持っている。
保育士よりも母親向けの講演内容だったように思う。子育て支援、母親の育児不安の解消について専業主婦の大変さや、父親の育児参加の大切さを強く感じるこ とができた。共働きの母親には、家族の適切な協力、職場の協力、そして最善の保育所が重要ということで改めて保育所の役割の重要性を感じたが、特に病児保 育を推進されていたが、日々子ども達と生活している保育士としては、考えさせられる所が多々あった。
子育てをされている母親は、様々な悩みをもっておられることがわかった。その中でも、父親の育児参加が少ないことにより、母親の育児への負担感の重さを痛 感した。子どもが病気になった時、すぐお迎えに行くことができないのは、仕事場の理解がほとんどないからであり、もっと母親への理解がほしいなと思った。 企業がもっと母親を支援していくことが一番望ましいことですが、病児保育等、保育園も母親を支援していかなければならないなと思った。
三歳児神話の問題点について、特に専業主婦と働いている母親は、どちらも両立できていれば、子どもの育ちは関係なく一番大切なのは、日中の保育の質と聞 き、子どもの育ちは私達保育士にかかっていることに、すごく荷の重さを感じた。この講演を聞き、子育ての現状を知り、それを将来の自分の子育てや、これか らの保育にいかしていきたいと思った。
今回の研修で、母親の育児不安について話を聞き、日本では家族の中での育児に対して母親がどれだけ責任を担っているのかという現状、又、そうせざるおえない日本の社会の現状を痛感した。
他方、ノルウェーやオランダでは、国をあげて夫婦の子育てを援助する政策をとっているという話を聞いたが、日本でも子どもを預けるための条件を求めていく のではなく、国は父親や母親の労働に対する政策を進めて頂くと、親子での時間がもてるようになり、こどもにとっても良い状態になっていくのではないかと 思った。
若いお母さん達の育児の実態を知り、その悩みを顔も知らない相手にメールやインターネットを使い、共感しあったり、安心を求め合う現状にむなしさを感じた。
専業主婦のつらさ、大変さを再確認し、園内の一時保育を充実させ、子育て支援に協力したり、援助したいと思った。
大日向先生の書物を購入し、職員や保護者の方にもぜひ読んでもらいたいと思った。
今回の講演を聞いて、母親の育児不安から、子育て支援の大切さを改めて感じた。同じ母親として、また保育者の立場として、最近増え続ける虐待をどうして? と思うことが多かったが、世の中には、たくさんの育児不安をかかえ、その悩みを打ち明ける場もなく、悩んでいる母親がたくさんいることを思い知った。それ が、虐待へつながっていいというものでは、決してないが、そういう母親が、いかにして悩みを解消し、楽しんで育児ができるようになるか、そこに子育て支援 の大切さがあるのだと感じた。
また男の人の育児に対しての理解は、前に比べ随分とよくなってきているものの、具体例等を聞くと、まだまだ無理解であることを感じた。私も母親としての悩 みを、家に帰り聞いてもらえるとそれだけでも気持ちがほぐれることは、よくある。誰もが楽しんで、悩みも育児の楽しみの1つとして感じれるような日がくる のを願いたい。また、保育の現場に携わるものとして、そういう親の心の支えになれるよう自分をみがいていきたいと思う。今回の講演を聞いて親として、保育 者として、改めて自分を振り返ることができ、良かった。
私自身は、子供も大きくなり、育児からは離れましたが大日向先生の講演を聴かせてもらって、育児の真っ最中にこういう機会があったらな・・・ と、少し残念に思う位、良いお話しでした。現在は、核家族が多く、又、共働きの家庭も割合は多くなっています。
例として挙げられた項目(育児不安におびえる母親)「そうそう」とうなずく事ばかりでしたので、あの時こうだったら、こうすれば良かった・・・等の、育児失敗だったかな、と反省する場面が多かったです。
現在は、保育の方に縁あって携わらせて頂いているので、日中の保育の質が良い・・・ との話で、個人的に私はどうなんだろう?と、振り返る事も出来まし た。小さい頃が大切・・・ という大前提があり、やはり質の良い保育をしていく上では、自分自身も成長していかなければいけないと改めて感じました。
わかりやすく、いいお話しに、(1人になる時間もでき)気持ちもリフレッシュできました。先生がお話しされたように、共働き家庭での子育てのメインは、や はり母親だと思います。一生懸命していて、母親がにつまった時、父親であり夫のその時々のフォローの大切さも先生の言われる通りと思いました。このフォ ローの上手、下手により母親のストレス度も上下するものです。
親になり、今、6年生です。下の子が産まれてから、お父さんもいろいろ上手になってきました。子供が2人になると、お父さんが手助けしてくれないと、いろいろとまわりません。お兄ちゃんも甘えん坊ですが、お兄ちゃんらしいところもでき、家族らしくなってきたと思います。
「子育てを楽しむ」というほどまではなりませんが、いろいろな体験を一緒に楽しくできればと思っています。
うなづける場面が度々ありました。私は独身であり、子育ての経験もありませんが、何故うなずけたのか、それは母親から度々子育ての心情など聞いていたからです。
私は専業主婦の母親に育てられました。父は仕事ひとすじで家庭など見向きもしないタイプです。もちろん私の記憶の中に、家事をする父を見たこともなけれ ば、休日共に遊ぶこともまれなことでした。父親的力が必要な時は、兄に頼ろうとしていた自分がいたほどですから。母に言わせれば、大変な時は、いつもあっ たけど、子育ても家事も口出しをされずやってこれたからありがたかったと今になって思う、と。母から聞いていたことでそうそう!なんて思いながら、講演を 聞きましたが、私は思うんです。何事も本人の考え方次第の部分もあるだろう、と。確かに、父親に求めていきたい部分もあるだろうけど、苦しんでいる母親た ちにどう立ち直らせていけるか、どう前を向いていけるか、という部分も伝えていく人間が必要だと思います。その一人として、私たち保育者が力になれればと 改めて思いました。
今回、講演を聞かせていただき、大日向先生の経験も含めお母さん達の思い、悩みなどが近い距離でひしひしと伝わってきました。私は、独身なので、想像以上 に前よりも子育てというものに奥深く大変だということを知らされたような気がします。また、保育士としてもお母さん達に支援できることは何か、あらためて 考えていかなければならないと思いました。そして、お母さんや子どもとかかわっていく中で自分も成長していけたらよいと思いました。
先生の講演を聴いて肩の力が抜けた気がしました。私達の世代(40才前後)になるとやっぱり3才までは家でみた方がいいと言われ続けていました。
産休明け保育も「カワイソウー」と。でも今は違います。たくさん選択枝もあって選べる時代になったのに「カワイソウ」はまだ根強く意識の中に残っていて今 度は若いお母さん達を苦しめていたりします。働く、働かないは実はサポーターがまわりにいるかどうかで決まる気がします。どんな形でお母さんを支援してい くか私達は考えていかなければと思います。支援と甘やかしているの違いはどこなのかきちんとおさえながら子ども達を見守っていきたいと思います。
子育ての全責任が母親にゆだねられている現実の中で、これからは、地域が一体となりみんなで子どもたちを育てられなければならないのだとあらためて痛感しました。
母親、父親の支援はとても必要と思います。親業を育てるドイツの事業をとても興味深く聴くことができました。ただ支援だけにとどまらず、共に育っていく視点を大切に。
今の日本は少子化が進み、虐待、いじめ、ひきこもりなどといった育児不安がとても多くなっている。保育園で仕事をしている立場と、同じ子どもを持つ母親の立場で話をきき、考えさせられる事がとても多かった。
先生は、女性・母親の立場から話しておられるので、共感する事がたくさんあった。中でも夫の育児参加については、自分の夫も子どもが生まれた時からを振り 返ってみると、ほとんどと言っていいほど無感心だったと思う。その時は、自分の夫だけなんだと思っていたが、先生の本を読んだり話をきいて、他も多いのだ と知る事ができた。
今の日本では、育児=母親の仕事という考えが、特に男性には当然のようになっている。でも女性の立場からすると、子どもは、父親、母親、の2人で一緒に育 てていきたい。ましてや母親も仕事をしているとなれば、それは当たり前だと思ってほしい。それなのに男性の育児休暇取得率をきいて、とてもびっくりしてし まった。でも、男性の立場で考えるとそれも仕方のない事なのかもしれない。会社人間の多い日本の中で、家庭第一の社員に大事な仕事を任せるはずがないから だ。一応育児休暇というものはあるが、それはかたちだけで、簡単に取得率を上げる事は、できないと思う。先生は、外国の事例をいくつか紹介され、とても参 考になった。やはり、法律をかえ、社会の仕組みをかえていかないといけない事が、とてもよく分かった。すぐそこに少子高齢化の社会はきているのだから、子 どもを育てやすくする社会、子どもが元気に育っていく環境を早急につくっていく事が大切だと痛感した。
(終)